ゴルフで使う筋肉を
「目覚めさせる」
ファンクショナルゴルフシステムとは、機能解剖学とゴルファー個々の身体条件によって異るスイングを推奨します。
なぜならば世界のトップゴルファーを見てもわかるように、選手全員が同じスイングをすることはなく、自身の身体にとって「再現性」の高い動きをベースとしたスイングを作り上げています。ということは、誰かの真似をするのではなく、自分の「今の身体」に合ったスイングを目指す方が、結果としてコースでの成果につながります。
また、普段の生活で使う筋肉と、ゴルフのプレーで使う筋肉は若干異なります。といういことは、ゴルフで使う筋肉を「目覚めさせる」ことで、あなたのゴルフパフォーマンスは大きく変わります。わかりやすく言うと普段は「直線的な動き」が多く使われていますが、ゴルフスイングでは「捻る動き」が多く使われます。筋肉で言えば、直線的な動きは「アウターマッスル」であり、捻る動きは「インナーマッスル」になります。このような動きの特性に応じて筋肉を動きやすくすることで、実はボールを打つ練習以上の効果をもたらすこともあります。


ボディコントロールで自分の体と向き合い、
とことん使いこなす
従来のクラブコントロールを阻害しているもの、それは自身の体です。
例えばダウンスイングでクラブがアウトサイドから降りてしまうのは良くあることですが、この場合のアウトサイドからクラブを降ろすときに使う筋肉は、インサイドからクラブを降ろすときに使う筋肉と違うわけです。ということは本来使うべき筋肉を使えばおのずとインサイドからクラブは振り下ろされるということです。
ではどうすれば「使いたい筋肉が使えるのか」。
FGS(ファンクショナル・ゴルフ・システム)ではPNF(手技のひとつ)や関節へのアプローチでスイングに必要な箇所を動ける状態にし、使いたい筋肉が自動的に動ける状態を作り出すわけです。
スイングを”変える・作る”のではなく、身体感覚を養うことを主眼とし「自分の体を使いこなす」ことであらゆる動きを意志によって行えるようにします。
- 飛距離が伸びる(動きやすくなることでヘッドスピードが上がる)
- 方向性の向上(コース上ではアドレスや心理も影響)
- 傷害の予防改善(柔軟な体により怪我しにくい体を作る)
- 自分の体の状態からスイングを察知できる(体の構造と機能をすることにより動きのメカニズムが分かる)
などが期待できます。

ファンクショナル・ゴルフ・システムによる
スイング改善の過程
- 関節可動域(柔軟性)、筋力のアップ
- 人体本来の動きを重視したスイングの動きを覚える
- 2で得たスイングのバランスを崩さずにヘッドスピードアップ、そしてスタミナをつけるトレーニング
- マネジメント(コース、練習、コンディショニング)
まず、理想とするスイングもしくは自身のいい状態のスイングを再現するために必要な身体条件をクリアさせます。
これを行うことでスイングはもちろん、怪我の予防や疲労回復を早める体を作っていきます。
次に、実際にスイングの修正に入ります。ここで問題なのは、未だ多くのゴルファーが基本と信じて疑わない”誤った基本”です。
この部分をクリアしないといくら努力しても進歩は期待できません。
続いてスイングレベルのアップと細部のチェックを入れながらより完成に近づけていきます。この段階では競技レベルのプレーが可能です。
最後に安定したプレー(調子の悪い時でも大叩きせずにスコアをまとめる)をするための戦略や考え方を学びます。